改めて確認したい動物病院とは?その基本

ペット
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動物病院は名前のように動物を対象とした医療機関で、主に飼育動物の診療を行う病院です。
平たくいえばペットの健康を診てくれる施設で、飼い主にとっては大切なペットの健康を守るのに必要不可欠な存在です。
病院には国家資格の獣医師が在籍しており、動物に精通した医師やスタッフがペットの診療を行います。
余談ですが、家畜を専門的に診る施設は家畜病院と呼ばれます。
対して、動物病院はペットクリニック、犬猫病院といった呼ばれ方もするのが特徴です。

大学施設に獣医学教育を目的とした附属病院もある

名前にアニマルクリニックや獣医科病院とつく医療機関もありますが、名称に関する決まりは特にないです。
一般的には独立しているところが殆どですが、大学施設に獣医学教育を目的とした附属病院も存在します。
人間を対象とした医療機関は、診療科目に関する規定があるので、医師免許を持っていても誰もが勝手に好きな診療科で開業できるわけではないです。
しかし、動物病院にはこの規定がないので、どの領域の診療を提供するかは獣医師に委ねられます。
基本的に獣医師は動物全般の健康、医療に精通しているのが前提で、特定の疾患に詳しかったり手術の経験が豊富な獣医師などに分かれます。
当然ですが、人間でいうところの内科や外科領域、感染症についても知らなくてはいけないので、獣医師に求められる知識とスキルのレベルは高いです。
また、施設の方も動物に対応する必要がありますし、環境や設備も完備しなくてはいけないので大変です。

動物を専門的に扱う医療機関は全国に約1万2千院ある

犬猫以外の動物についても、日本でペットとして飼われるのが珍しくない動物であれば、診てもらったり治療が受けられます。
犬猫病院も犬猫専門とは限りませんから、診てもらいたいペットが犬猫で、身近にある医療機関が犬猫病院しかなくても大丈夫です。
ちなみに、動物を専門的に扱う医療機関は全国に約1万2千院あるといわれており、半数以上が個人経営となっています。
株式会社が経営する医療機関や社団法人のところもありますが、割合的には少ないです。
その為、施設の規模がそれほど大きくなかったり、毎回同じ獣医師が担当してくれるので、かかりつけを見つけるととても心強いです。
治療だけでなく予防に関する診療も取り扱っていますから、訪れる度に変化を診てもらえますし、相談しやすいといえるでしょう。
万が一病気と疑わしい部分が見つかっても、幅広い診療科領域の検査が可能ですし、手術やがん治療も受けられるので安心です。

人間顔負けのCTやMRI、放射線治療装置などを完備するところも

1箇所であれもこれもできなくてはいけない動物病院は、レントゲンや手術室に入院室、検査用の顕微鏡や減菌設備、血液検査設備なども完備しています。
全ての医療機関ではないものの、人間顔負けのCTやMRI、放射線治療装置などを完備するところもあります。
言うまでもありませんが、これらの設備は1台1台が高価で導入には費用が掛かりますから、開業資金もまた高額になりがちです。
最低でも数千万円は必要といわれているので、開業を行う獣医師には資金力も問われます。
ただ、検査や比較的軽い症状の診療に特化して、高度な医療については他の動物病院を紹介する形の施設もあります。
つまり必ずしも高額な開業資金が必要というわけではなく、棲み分けができるので開業のハードルは想像ほど高くはないです。
日本ではペットブームが度々発生していますが、世界的に見てもペットの人気はブームといって良いほど高まっています。
それだけに動物病院も増えている状況で、獣医師のニーズも高くなっているといえます。

飼い主にとって気になる診療費について

飼い主にとって気になるのは診療費ですが、人間と違い公的な保険制度がないので、必然的に自由診療となります。
病気や症状、治療の内容にもよりますが、1回の受診で数万円の費用が発生することも珍しくないです。
手術となれば入院を伴いますし、検査も必要なので最低でも10万円、ケースによっては50万円くらいになることもあります。
だからこそペットの病気を予防する取り組みが盛んですし、ペットフードに拘る飼い主も多いわけです。
自由診療は医療機関が価格を決められるので、受診する病院によって費用は異なりますし、思った以上に開きが出る場合もあるので受診前に要確認です。
保険は民間の保険会社が販売する商品に加入可能で、診療費の一部を保険金でまかなえたり、手術や通院の負担が軽減されるものも少なくないです。
保険医加入している飼い主は割と多いですから、やはり診療費の負担は無視できませんし、一度手術となると急な出費を負担に感じる人が多いことが分かります。
診療費もそうですが、大事なペットを診てもらう施設を選ぶには、清潔感や対応の良し悪しを見て判断することをおすすめします。

まとめ

診療を行う施設ですから、衛生面に気を使うのは当然ですし、細かなところに配慮が行き届いているかどうかで医師やスタッフの姿勢が見えてきます。
ペットは日本語で愛玩動物といいますが、飼い主にとっては家族同然ですから、丁寧に優しく接してもらいたいものです。
つまり、技術や実績も大切ではありますが、怖がらせないように接してもらえたり、リラックスして受診できることもまた大事なポイントとなります。

水戸市動物病院

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