業界に新しい風を届ける大成建設

建築関連
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「大成建設の歴史について知りたい」
「大成建設の取り組みについて知りたい」
「大成とJAICAの共同事業について興味がある」

日本は江戸時代から高い建築技術を持つ職人が多く、数多くの木造建築を生み出してきました。
これは江戸時代以前にもいえることであり、戦国時代に築城された各地にある城は、諸外国でも高い注目を集めているほどです。
また世界遺産にも登録されている奈良県の東大寺に至っては700年代という古代に生み出されたもので、木造建築としては世界最高峰とも言われているほどです。
古くから日本人はモノ作りに長けている民族であったことがうかがえるでしょう。
それらはこの国に住むわれわれの共用の財産であり、今後も守り通していかないといけません。

日本でも長い歴史を持つ大成建設

建築技術は我が国が誇る素晴らしい能力であり、それを駆使した数多くの企業が存在をしています。
国内はもちろんのこと諸外国でも業務を実施しており、中国やアメリカ合衆国などの土地でビル・鉄道・商業施設・学校などを建設しているほどです。
そのなかの企業のひとつとなる大成建設は、日本でも長い歴史を持つ会社です。
現在では世界各地にも支社を設けており、さまざまな業務を実施されています。
そこでここでは、この会社の沿革や特徴、現在おこなわれている事業について詳しく見ていくことにしましょう。
会社が設立されたのは1910年で、当時は本社を富山県に設けていました。
国内のインフラを担う企業という社訓を掲げており、政府から依頼を受けて道路の整備や鉄道線路の敷設、さらには各都道府県の県庁舎の建設に従事をされていたところです。
戦時中は陸軍の総司令部の建設にも従事をしており、中国の満州と台湾で建設をされた総統府の建物も大成が施工をしたほどです。
戦後になるとGHQの命によって、各地で住宅・公共施設の建設もなされるようになりました。

大成建設が着目した点

この時代から鉄筋を用いた施工ではなく、木造構造の建物を担当するようになります。
1950年代はまだ国内では製鉄工場が数少ない時代で、大成が得意にしていた鉄筋コンクリートを調達することができない時代でした。
当初は代替品という名目で各地の山林から伐採をされていたスギ、ヒノキを用いていましたが日本の木材は非常に高品質で、耐久性にも長けていることを大成建設は着目をされたわけです。
それ以降、木材を使用した建物の施工を積極的に推し進めました。
現在では一般戸建て住宅の建設から販売もなされており、広く多くの方に認識をされる企業となったわけです。
大成建設では1990年以降、アフリカや中南米に向けた事業もなされています。
これはJAICAと共同で実施をしている事業であり、一種の社会貢献といえるものです。
その事業とは、発展途上国内の雇用の促進と建造物の提供というものになります。

大成とJAICAの共同事業について

ここからは大成とJAICAの共同事業について見ていきましょう。
アフリカのエチオピア、中南米のキューバは世界で最も貧しい国と言われているところです。
国民のGDPはこの20年の間ずっとマイナス成長であり、非常に貧困層が多い一帯になります。
失業率は60パーセントをオーバーしていて、1日3食を口にできない幼い子も多く存在するほどです。
国連でも支援をおこなっていますが、未だに改善の兆しはありません。
JAICAではSDGsの精神に則り、誰もが食べ物に困らない暮らしを維持する目標の10番を重んじて活動をするようになりました。
大成建設は以前からJAICAのスポンサーであり、賛同をして活動に加わった経緯があります。
メイン事業である建設の観点から、各地で快適に暮らせる建物の施工、さらにはその施工を現地の人々が担えるように指導もするようになりました。
2000年からスタートした事業ですが、すでにキューバでは大きな成果をあげており、学校や役場・さらには大規模なマンションも誕生しました。

大成建設では現地で雇用促進も促している

また建設工事に従事をした人々は、それぞれが手にしたスキルを活かして就業にもつなげているほどです。
大成建設では現地で雇用促進も促しており、担当者が長期滞在をしてフォークリフトの操作やブルドーザー・クレーン車の操縦などのスキルを伝えています。
この活動は国内だけでなく諸外国でも注目をなされており、今では大成の名前は世界に轟くようになりました。
今後も活動拠点を広げていき、SDGsの持続開発目標を達成できるように活動をなされていくことでしょう。
建設業界は飽和状態にあると言われていた時代がありました。
それはすべての企業が同じ業務をおこなっていたからです。
しかし、大成建設に至ってはその限りではありません。
インフラ施工の専門業務から宅地造成、さらには戦後復興に尽力をしました。

まとめ

そして現在は世界各地で就業支援もなされており、建設会社という狭い枠組みから大きく羽ばたいています。
飽和状態にあった業界に新しい風を届けており、さらなる飛躍をなし遂げることが予想できるでしょう。
今後もこの企業がおこなう事業・活動から目が離せません。
新しい風を巻き起こして時代をリードされます。

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